発達障害グレーゾーンという狭間で

発達障害グレーゾーンの息子と夫がいます。息子が、以前行っていた【脳のトレーニング】のことやグレーの濃い夫の愚痴なども吐き出しています。

新幹線殺傷事件のその後を読んで

どこかのサイトを拝見していて
専門家の方が、わたしと同じような見解をされていました。

犯人にとって
信じられる大人が一人でもいたら
こんな事件は起きなかったのかもしれないと。

伯父さんが記者の方に
「両親が愛情を持って育てていなかった」
ということをおっしゃってました。

犯人の周りの人間の中で
この方が一番まともな人に見えました。


そういった心配をされて
自身でなんとかしようとなさったのかもしれません。

でも
あの父親に傷つけられたことは
それを受け入れるほどの余裕がなかったのかも。




犯人のその後ですが
今は獄中の生活を
「まるで中学生が修学旅行で旅館に泊まりに来ているような
落ち着いた生活」をしているそうです。


居場所がなかったんでしょうね。


生きていても
自分がいて良い場所がなかった。


前回
いじめのお話をして
わたしの自己肯定感が低いという話をしました。


わたしの親も
いろいろ問題ありな人で
ずっと、わたしの場所はありませんでした。


結婚して
今のこの場所が
わたしの初めての居場所です。

わたしが
いて良い場所です。

(一人暮らしは別として)


わたしが一度
精神的に病んだ時


親に邪魔ものにされたことがあるので
先ほどの記事は、読んだ時に涙が出ました。


精神的に病んで働けないわたしを
母親は罵倒しました。


「こんな年になっても、働いているのに、あんたは何をやっているんだ!」と。


精神的に病んで
疲れ切ったわたしに、です。



発達障害の場合
二次障害として精神的な病気になることがあるそうです。


わたしもそうだったのかもしれません。


そうなる大きな要因が
環境なんだそうです。


わたしはいろいろなことを感じて
親と離れて生きることが、一番だと感じました。



そう実行できるぐらいに
回復したのには、助けてくれた人がいたわけです。




大丈夫、わたしはやっていける

そう思えたのは、信頼できる人がいたからです。



わたしも環境によっては
親を恨んで、殺意を抱いたかもしれない。


それぐらいに
毎日、追いこまれていましたから。


発達障害だから
そういったことになるわけではないけれど
その可能性を環境要因は、大きくしてしまうんだと思うんです。


犯人である彼を
信頼できる誰かが

「あなたは頭もいい。その頭の良さを活かした人生を探そう」


そう言ってあげられたら

わたしと違って
世の中のためになるお仕事に就くことも
できたかもしれないというのに。