発達障害グレーゾーンという狭間で

発達障害グレーゾーンの息子と夫がいます。息子が、以前行っていた【脳のトレーニング】のことやグレーの濃い夫の愚痴なども吐き出しています。

いじめと発達障害

重いタイトルになってしまいました(汗)

でも、これって
避けられない話題です。


とても個人的な話ですが
わたしも息子と同じように
自分でグレーゾーンだと思います。


そういうわたしは
小学校から中学までずっといじめられました。

小学校までは
動物と接している方が楽しかった。


ただその時に
全然、友達がいなかったわけではないのだけど
信じては裏切られの連続でした。


そして
わたしを一番苦しめたのは
大人である先生方でした。

わたしを笑い
いじめを煽ることを
クラスで、先生が言う。

よくテレビで
いじめられて自殺した子の

「クラスの担任がいじめていた!」

なんて衝撃的に報道されますけど
大抵の先生は、しますよ。


そんなびっくりする話じゃないです。


う~ん・・・

いろいろありますけど

いくつかご紹介。


小学校一年生で
喧嘩した席が隣の男の子に
鉛筆で左手を刺されました。

血が出て痛くて
悲しくて、先生の元に。

「隣のSくんに鉛筆で刺されました」

そう訴えました。


先生「それで?」


わたし「・・・・・」


一年生で
何もそれ以上は言えなかった。

刺されたわたしが
悪いような気がしただけでしたね。


今でも
青い傷が残ってますよ。

それを見るたびに
思い出しますね。



ある日、席が隣同士の人で
その人の絵を描くという美術の授業でのこと。

わたしの絵を描いたKくん。

わたしが気にしている顔の部位が
目立つ構図で描きました。

先生とKくん。

「似てるね」

そこから二人で
延々と笑う。

「この辺りがね」

そういってその部位を
指で差す先生。

また笑う。笑う。笑う。


またある日、
学校にバレッタを付けていきました。

バレッタとは髪をまとめるプラスチック製の物。

授業中。

突然、先生に

「あなた、サイみたいね」


教壇で
授業中に
突然ですよ。


笑う他の女の子に

「ね?あの髪につけてるやつ、サイみたいよね?!」

一斉に
笑う。笑う。笑う。


それ、必要ありますか?

なにか、迷惑かけてますか?


こうやって
先生が煽るんですよ。


そして
あだ名をまた付けられて
しばらくそのあだ名で呼ばれる。


正直
またか・・・って感じでした。


それに、そういったことをしない先生は
見て見ぬふりするだけですから
同罪です。



しかも
中学3年で
事態が変わります。


わたし、
勉強が好きになったんですよね。


頑張ったのは
3年の時。


だから成績が
急上昇しました。


ここで先生の
態度が一変しました。


有名校に入れるレベルになって
急にニコニコし出して、いじめを煽ることもなくなった。


「あ~、やっぱり先生って信じちゃいけない生き物なんだ」


確信しましたね。


だから
先生っていう
言葉だけでもヘドが出る。


でもね。


今って
子供を育てるのに
親が学校に行かないといけないんです。


今でも学校行事の
一週間前ぐらいから
下痢が止まらなくなります。


雰囲気と先生という存在に
体が拒否反応してしまうんです。


でも行きますよ(笑)


わたしの時は親が殴ってでも
学校に行かせる時代でしたので


どうしてもイヤでも
行かなければならなかったので


自分の学校ではなく
息子の学校なら、まだまだ気持ちが軽い(笑)



そして
信用はしていないけど
先生には息子くんのことをお願いはしないといけない。


この先生は
うまく使えるだろうかっていう
目線でしかみません。



親ですから
息子のためですから
頑張れます!


でもちょっと思いました。


本当に一生懸命な
いい先生もいます。


先生も人ですからね。


大人になって
そこに気が付けたのは
息子のおかげです。



だから、報道など見ていて
先生が気が付かなかった云々。



嘘ですよ。



絶対に。


グルでしょ。


わたしはそう思ってみてます。


だから親が気が付いて
苦しみを止めてやらないとダメです。

わたしも
何度、高層マンションから
下を見下ろしたかわかりません。

高所恐怖症で
どうしても怖かった。

薬や違った方法ができれば
選んだかもしれないです。


そもそもいじめって
なくならないものなんだと
脳科学者の方が言ってました。


なくならないものとして
じゃあ、どうするかなんですよね。


いじめは自己肯定感を潰します。


わたしも
たぶん低いままです。


同じじゃないものを
排除しようとする。

それがいじめの発端だとしたら
発達障害の場合には、そのターゲットになる。


以前、面白いことがありました。

幼稚園でのこと。

いろいろなことが
円滑にはできない男の子がいました。


親も、その子の親と
付き合いを持ちたがらない。

わたしはそういうの嫌いなんで
自宅に招いたことがありましたけどね。


ある日の保育参観、
その子のいい所を親が発表することに。

その男の子の親が

「ドリルをやらせると、あっという間に終えてしまう」

そういった内容だったと思います。

まだ幼稚園で、しかも田舎町ですから
それほど教育している親はいませんでした。

どよめきが起き、中には

「すご~い!!」

そう言って
その子の親に近づいていった親も。

「どういったものを買い与えているのか」

「いつからやらせているのか」

そういったことを
次々に聞いていきます。

それまでは
付き合いを持ちたがらなくて
話かけもしなかったのに。

その男の子が
発達に凸凹があるかは
確認していないので、わかりません。


でも、何か突出して
いい所を持てるようになるのは
発達に凸凹がある子の特徴でもあると思います。


それが自己肯定感に繋がる。

自分に自信が持てる。


そういった、いい所を伸ばしてあげられたら
その子の人生が、楽しく意義のあるものになると思うのです。


わたしが大きくなるにつれて
気が付いた、わかったことは
学校が全てじゃないということ。


それと
勉強ができなくても
違う才能があれば、十分に生きていけること。


才能って言っても
オオゴトじゃなくてね(笑)


営業の才能がある人もいれば
販売の才能がある人もいる。



接客の才能がある人もいれば
物つくりの才能がある人もいる。



たくさんのそういった
違った凸凹があって、この世は回っているんだと思う。




息子くんは学校大好き。


いじめにあう確率が高いと思ったので
すぐに、学校が嫌いになったら、どこで何させようかと思って
わたしは考えてました。



民間のスクールが、どこにあって
いくらぐらいかかるのかも調べました。



今は子供を育てないと
育たない時代なんだと思います。



そういった凸凹がある場合には
レスキューを親が用意しておく。



それが今のこの時代で
親としてできることなのかなと
わたしは思います。