発達障害グレーゾーンという狭間で

発達障害グレーゾーンの息子と夫がいます。息子が、以前行っていた【脳のトレーニング】のことやグレーの濃い夫の愚痴なども吐き出しています。

小学校時代の息子くんの困り事

学校の先生によっても
息子の印象ってそれぞれに違ってくるのですが、
わたしが印象的だったのは、2年の時の担任の先生のこと。


新しい新学期が始まって
家庭訪問の際にお話したときのこと。


学校で、息子くんはどうでしょうか?


と当たり前に、最初に聞いたわたし。


担任「そうですね~・・・。不思議くんです


わ「はい?!


担任「授業中やわたしが話ている時など、太極拳のような動きをしてます」


わ「太極拳・・・ですか?」


担任「手をこうクネクネとしてみたり・・・」



それを聞いてわかったのですが
息子くんはその時、仮面ライダーや戦隊ものに憧れていて
毎日、マネしていたんです。


その時は
ただ、それだけだと思ってました。


そして
この担任の先生というのが


できる子が好き


だったことが、
本当にツラい思いをする一年になってしまいました。




始まりは息子くんが
出したノートやドリルに
おびただしいほどの付箋を見つけたんです。



聞けば、先生にマルを付けてもらうのだけど
マルをもらえない場所には、これが付けられるんだとのこと。


その時、息子の勉強についてのことは
前年の先生が手厚くしてくれていたので、特に気にもしていなかったんです。



わたしは反省して、息子に謝って

つまずいてしまった部分を一緒にがんばろう

と伝えました。


それから、宿題を始めたのですが
息子は鉛筆で書く時の力の入れ方が、うまくできなかったんです。


漢字を覚える、ということは
息子は特にそうできないわけではなかったのですが
書くということが、とにかく難しい



それで、わたしが薄く
『なぞり書き』ができるように書いてやって、その上を息子がなぞる。



それを、最初の何回かを書いてやり
それでも難しいものは、最後まで『なぞり書き』をしてあげたこともあります。




毎日、それを全てやりました。


それでも
度々、鉛筆が折れてしまったり
その度に泣いて暴れたりする
ものだから
時間は深夜に及ぶことも・・・・・




もう、止めよう




そう言っても息子は

絶対やっていかないといけないんだもん!!!!



そう言って聞きません。


そして、
わたしの心が折れて
担任に電話しました。


先生、聞こえますか?


後ろで暴れて泣いている
息子の叫び声を先生に聞かせて、





「もう今日は無理ですので
漢字練習の宿題を免除してください」

とお願いをしました。


これは、絶対にやっていかないといけない
という息子に、聞かせることで、本人に納得してもらうためでした。


でも
意外な答えが返ってきたんです。


担任「本当に息子くんですか?

わ「え?!」



担任「いや、学校では顔色一つ変えずに、何度でもやり直してたんで・・・




息子くんはそういった感情を
表に出すことが、とても苦手
だったんですね。


これはわたしに似ました。


わたしもよく

動じない人

そう言われていましたから。


だから出せない分、
息子くんはわたしに当たり散らしていたんですよね。


でも、あんまりな態度と暴言に我慢しきれなくて

わたしはあなたのサンドバッグじゃない!!!



サンドバッグの意味も解らない息子に
そう叫んだことは、今まで数え切れないほどです。


酷い親ですよね・・・



担任の先生との
電話を終えて、それからようやく



今日は終わりにしよう


そう言うと息子くんはようやく納得して
クタクタの息子くんをお布団に連れていくことができました。


そして
夏休みの面談の日


意外なことをまた言われるんです。


担任「息子くんはクラスで、トップ3に入るくらいの字のキレイさです


毎日、1ページに
何時間もかかって、泣いて、わめいて・・・


正直、わたしは
そんなこと望んでなかったです。




でも息子は完璧に
やらないといけないものだと
思いこんでいたんでしょうかね・・・・





男の子で、字がキレイだったら
とてもカッコイイでしょうね。


でもわたしは
息子くんの字がキレイだろうと
汚かろうと、もっと楽しく勉強してくれるほうが
ずっとずっと良かったし、そのことの方が大事だ
と思ってました。



だから漢字を知りたがったり
勉強をしたがった、もっと幼い時に
息子くんを勉強ってこんなに面白いんだよって
わたしは教えてきたんです。



だから
本当に、本当に残念でならなかった。



ましてや
今ってこれもそうですけど
パソコンやパッドの時代です。


書くという行為は
とても大事だけれども
その一時で、息子くんの勉強嫌いを
決定付けられてしまったことに、とてもとても大きな憤りを感じます。


そして
そこをうまく修正してあげられなかった自分に
今でも腹が立って仕方がないです。

もっと
たくさんのことが

もっとありました。



また思い出したら追記しようと思います。